お知らせ 手機(てばた)が復活いたしました!

トピックス 18/06/12 手機(てばた)が復活いたしました!

弊社で使用している手機。

かけてあった経糸(たていと)が切れてしまい、しばらく織れなくなっていたのですが、この度経糸をかけ替えました。

と言っても、経糸の架け替えは素人にできるものではありません。

お願いしたのは「織付け屋(はたつけや)」の伊藤さんです。

織付け屋さんとは、機仕掛けを織機にかけて、織れるように調整をしてくださる方です。

396本の経糸を、上下に操作させるための「綜絖(そうこう)」に通し、さらに緯糸(よこいと)の詰まりを調整するための「筬(おさ)」に通します。

足元にある「踏木(ふみき)」を踏んで、経糸の上下を入れ替えます

綜絖の調整にきてくださった、細野さん。

細野さんは、全国を飛び回られている、絽や紗の綜絖では熟練の職人さんです

緯糸は「杼(ひ)」にセットします。これを経糸の間に投げ入れて緯糸を通します

緯糸を通し、「筬(おさ)」で糸の詰まり具合を調整します。この強さで生地の風合いが変わります。

手作業で行う為時間をかけて、少しずつ少しずつ生地が織れてきています。

織物が出来上がるためには、それぞれ専門の職人さんたちがその技術で、伝統をつないでいるのです。

 

 

 

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